私は虫歯の多い子供でした。毎週、泣きながら歯医者に通っていた嫌な思い出があります。だから、我が子に虫歯で苦労させたくない気持ちで一杯です。
歯が生えて間もない頃は、歯をガーゼで軽く拭いて上げるだけだったので楽でした。しかし、歯ブラシを使っての歯磨きが始まってからは、毎日が修羅場でした。
子供の抵抗で、きれいに磨けない…
いざ子供を仰向けに寝かせて歯を磨こうとすると、頭を左右に振ったり、手でガードしたりと、全力で抵抗してきます。
ギャン泣きしながらの抵抗ですので、そのうち可哀想に思えて「今日は、このくらいで良いかな」と妥協してしまうことも度々ありました。
本やネットには、「親が歯磨きのお手本を見せて、歯磨きに対する警戒心をときながらやるのが良い」とあったのですが、時間に追われる平日に実践するのは難しかったです。
地域の定期検診で保健士さんに相談したところ、なかなか使える歯磨きのコツを教えてもらいました。
保健士さんから教えてもらった歯磨きのコツ
教えてもらったコツは、子供の抵抗を強制的に抑える方法です。虫歯になるくらいなら、無理やりでも磨いてしまう方法を選びました。
方法は簡単です。
- 親は脚をハの字に広げて座ります
- 親の股の間に、子供を仰向けに寝かせます
- 子供の腕を万歳させ、親の太ももの下に入れて抑えます
- 太ももを閉めて、子供の頭を固定します
- あとは子供をあやしながら、歯磨きします
絵が下手で申し訳ないですが、下図のような体勢です。
この方法ですと、頭と手の抵抗は抑えられて歯磨きが楽になります。
可哀想だと思われた方がいるはずです。私も可哀想だと思います。しかし虫歯にはさせたくないという気持ちで、心を鬼にして毎日歯磨きをしました。
歯磨き嫌いになるかもと心配してましたが、もうじき4歳になりますが、歯磨きを嫌がることなく、自発的に磨いています。嫌がらなくなった理由は後述します。
3年間磨き続けて分かった歯磨きのコツ
3つのコツを紹介します。
1.担当決めしない
磨き癖が原因で虫歯になることが多いです。人間が歯磨きをする以上、どの歯も均一に磨くのは難しいです。どうしても磨けていない歯がでてしまいます。
父親と母親が日替わりで歯磨き担当になることで、磨き残しを減らせます。
以前、『白い虫歯…歯科医に聞いた3〜4歳児の仕上げ磨き』でも話しましたが、うちの子には虫歯があります。親が交互に磨いていたら防げたかも知れないと後悔の念があります。
2.決まった時間に磨く
『寝かしつけ』もそうですが、生活のリズムが大事です。
そのリズムが身体に染みついて習慣化できれば、歯磨きするのが当たり前になって、嫌がることもなくなります。それどころか、自発的に歯磨きするようになりました。
今となっては、ギャン泣きしていた頃が懐かしいです。
3.毎回、同じ順番で磨く
毎回、同じ順番で磨くようにします。また「奥歯を磨くよー」、「前歯を磨くよー」といった具合に、事前に磨く歯を伝えましょう!そうすることで子供は覚悟を持てて、どのくらいで終わるかの把握できるので、我慢の目標にもなります。
諭吉のよもやま話
仕上げ磨きは柔らかめの歯ブラシを使っています。保育士さんの勧めで『Dr.Bee マンマ』を使っています。毛先がしっかりしていて歯の間のカスが取れやいです。また毛先の持ちも良いです。近くのドラッグストアに売ってないのが不便ですが。
できる限り優しく磨くように心がけています。自分の歯茎と違って痛みを感じないため、強く磨きがちになります。強すぎると、どんなに柔らかめの歯ブラシであっても、歯茎に傷が付いてしまいます。
自分で磨きの歯ブラシは、何でも良いです。子供は歯ブラシをよく噛むので、あっという間に歯ブラシがボロボロになります。安い歯ブラシをこまめに替えて上げるのが一番です。