取り付けるだけで節水率95%を実現できる魔法の蛇口「バブル90」が、TBSのがっちりマンデーで紹介されてました。節水率95%ですから初期洗いに100リットルの水が必要だったところ、蛇口を取り付けるだけで5リットルだけで済むことになります。
ある飲食店では年間で54万円も削減
あるラーメン店では、それまで年間120万円掛かっていた水道料金が、66万円に下がったそうです。54万円もの経費削減です。ラーメン何杯分の儲けなのでしょうかね。
54万円削減には驚きましたが、明らかに節水率95%を達成してませんね。この製品の紹介サイトを見たところ、節水率を40~95%で調整できるようです。導入事例をみても95%を達成しているものはありませんでした。さすがに節水率MAXだと使いづらいのかも知れませんね。
節水を実現する原理は水に空気を含ませるという古典的な方法なのですが、独自技術で実現させた特殊な構造で、これまである節水蛇口よりも勢いよく水が飛び出してくるように感じるそうです。
家庭用にも展開、その使い道は?
今後は家庭用にも開発して展開する予定とのことです。
しかし、このままでは普及しないと思います。
飲食店で普及しているのは洗い専用の蛇口があるからこそです。家庭のキッチンでは、洗い物もしますが料理にも使います。鍋に水をいれるときに節水状態だとイライラしそうです。節水率を変更できるとはいえ、水量を調整するには水道自体の強さ調整、節水率の調整が必要となり面倒そうです。
飲食店ほどキッチンの水道は使わないので節約度も低そうです。また食洗機が一般化しつつあるなか、家庭用への展開は難しいと考えます。
魔法の蛇口「バブル90」の価格は?
テレビで紹介されていた価格は業務用の場合、2万5千円〜3万円くらいでした。
この商品はネットでは販売されていないため、詳しい仕様や情報を入手したいときは販売元のホームページから問い合わせできます。
ぜひ、こちらをご覧ください。お見積から購入まで可能です。
節水に一番効果のあるのは?
下のグラフは、平成24年度に東京都水道局が一般家庭の水道の使用目的を調査した結果になります。今回、取り上げた節水蛇口が使えない場所、お風呂、洗濯、トイレが全体の80%近くを占めています。
水道代を節約するのなら「お風呂の湯量を減らす」「シャワーの時間を短くする」といった心がけが一番効果がありそうです。
おしまい。