「うぉ、ボールがもうない…」とか言いながら、今日は家族でポケモンGOに盛り上がっていました。ポケモンで遊んだのは、実はいうと人生で初めてです。ゲームは好きなほうだったのですが、なぜかポケモン系は敬遠していました。
先日、日本政府がポケモンGOに対して異例とも言える注意喚起を出しました。そのニュースを聞いたときは「たかがゲームでしょ?マジかよ…」と絶句でした。
しかし、実際にゲームで遊んだ今は、日本政府の注意喚起に拍手を送りたいです。ポケモンGOで遊ぶからには、最低限守るべきルールがあると思いました。
日本政府の注意喚起とは…
1.個人情報を守ろう
2.偽アプリ、チートツール注意
3.お天気アプリは必ず入れよう
4.熱中症を警戒しよう
5.予備の電池を持とう
6.予備の連絡手段を準備しよう
7.危険な場所には立ち入らない
8.会おうという人を警戒しよう
9.歩きスマホは×ですよ
上記の中でも、特に7と9は絶対に守りたいルールです。このルールを破ってしまうと、周りの見ず知らずの他人に多大なる迷惑をかけかねないからです。
ポケモンGOのダウンロード初日に身の危険を感じた
ポケモンGOのリリースは平日(7月22日)でした。昼休みに「今話題のポケモンGOに触れてみようか」という軽い気持ちでダウンロードしました。
本格的な仮想現実の世界は初めてでした。昔から三半規管が弱く乗り物酔いしやすい体質です。ポケモンとのバトルの画面で、本格的な仮想現実の世界になります。バトル中はスマホに映し出される世界が揺れて揺れて…完全にゲーム酔いしました。
ゲームの感想はこのくらいにしておいて、話を戻します。
その日の午後、仕事で外出する機会がありました。歩道を歩いていると正面方向にスマホに釘付けになりながら並んで歩く3人組の大学生。スマホに夢中になりすぎて僕の存在には全く気付いていないようでした。
1メートル先くらいになって初めて気付いたらしく慌てて道を空けてくれました。ご推察の通りです。3人ともポケモンGOに夢中でした。
ポケモンGOに限った話ではないのですが、やっぱり歩きスマホは危ないわ。
ファミリーレストランで感じた不快感
昨日、家族でファミリーレストランに行きました。隣に座ったお客さんの夫婦がポケモンGOをやっていました。わが家のテーブルの方向にポケモンがいたようで、こちらにスマホを向けて一生懸命戦っています。
この状況は、僕がポケモンGOで遊んだことなかったら…
恐らく、ものすごく気分を悪くしていたと思います。だって、バトル中の仕草がスマホのカメラで動画を撮影されているように感じるからです。
ポケモンGOだと知っていても、カメラを向けられると落ち着かないですし、決して気分の良いモノではなかったです。
今回はファミレスでの出来事でしたが、この状況が自分の家や庭と考えてみてください。ポケモンGOと分かったとしても、誰もが不快感を抱くはずです。しかも、その戦闘中のスクリーンショットをネットにアップされたりすると最悪です。僕には耐えられないです。
日本政府からの注意喚起に「危険な場所には立ち入らない」とありますが、ポケモンGOのために危険な場所だけではなく、他人の敷地に入ることも駄目です。もっというとカメラを向ける行為自体がイカンのです。
初めての仮想現実。世界は初心者で溢れている。
以前、GoogleのIngressという仮想現実を体験できるゲームが話題になりました。しかし、インターフェースが英語であること、独特の世界観ということもあって、一部の熱狂的ファンとはよそに、普通の人には「なんのこっちゃ」という感じだったのではないでしょうか。
しかし、ポケモンは違います。誰もが知っている、遊んだことのある国民的なゲームです。このゲームを通して、仮想現実の世界を初めて体験する方が多いはずです。
いわば、仮想現実の世界に対して初心者だらけの状態です。車の免許で言うと、初心者ではなく仮免状態といったほうが妥当です。道路が仮免車両で溢れてしまえば、そこら中の道路で事故が多発するはずです。
ポケモンGOは、その状態に近いのではないかと思っています。もはやカオスです。
車の免許もまずは学科からです。
ポケモンGOの攻略情報や遊び方を調べる前に、一度、日本政府からの注意喚起に目を通すべきです。
ゲームとはいえ最低限守らなければいけないルールがあるからです。
仮想現実の技術を使った明るい未来に向かって
僕はポケモンGOにネガティブな気持ちは決してありません。家族ではまって楽しんでいるくらいです。ここまではポケモンGOに否定的な内容の記事ですが誤解しないで欲しいです。
この2日間でジワジワとポケモンGOの面白さを感じています。遊び方も少しずつ理解してきました。それに何と言っても日本が久しぶりに盛り上がっている明るい話題です。
常識の無い行動の結果の事故や事件で、ポケモンGOに水を差すのはやめて欲しいです。
ネットでは、子どもの飛び出しや子どもとスマホを持つ年齢など議論も巻き起こっています。議論するのはとても良いことだと思います。
しかし何事も表裏一体です。良い面もあれば悪い面もあります。悪い面ばかりに焦点をあてて、仮想現実という技術に対して規制だらけの未来にならないで欲しいです。
ポケモンGOといった仮想現実の技術をうまく利用できれば、地域交流の活性化、外出頻度の増加で経済の活性化とか、未来は良い方向に盛り上がっていければと願います。
おしまい。