TwitterなどのSNSが原因での炎上騒ぎが定期的に発生しています。騒ぎの中心人物は、学生などの若い子が多いように思えます。こういったニュースをみると自分の子どもは大丈夫かなと心配になりませんか?
親子の何気ない会話がきっかけになることも…
先日、芸能人が銀行に来店したという情報がTwitter上で拡散されました。その結果、銀行側は謝罪文を掲載する事態に発展しました。
セキュリティに対する懸念で株価も下がりました。
この事件は、銀行で働いていた親が興奮のあまり、子どもに話したことがきっかけだと思われます。その話を聞いた子どもは、自慢ではないですが注目を浴びたい一心でTwitterに投稿したのではないでしょうか。
その対象は身近な友だちにだったはずです。それが本人の予期に反して、内輪ネタを飛び越えて、全国へ拡散してしまったとも考えられます。
SNSなんてなかった時代は、家庭内、学校内だけで留まっていた会話でも、現代では何気ない会話が炎上のきっかけとなることもあるのです。
なぜ内輪ネタがネットの世界へ拡散する?
ネットに対する、SNSに対する意識の低さが原因です。具体的にいうと、友人に向けて発信したツイートが、他の人がみることがあるなんて考えたことがないのだと思います。
内輪の会話に軽いジョークが飛び交うことも珍しくないです。内輪だから伝わる、話の前後関係があるから伝わるジョークがあります。何も知らない第三者にとってみると、けしからん!という気持ちになるかもしれません。
ネットの世界は広いです。強すぎる正義感(私的制裁)を持つ人、面白半分に人を陥れようとする人も少なくありません。そこに不用意な発言が放り込まれると、格好の標的となり結果として拡散→炎上を招くのです。
日常の会話の中で少しずつ教育が必要
実社会では子どもが失敗しても、大人が叱ったり諭したりして子どもは成長していきます。しかし、ネット社会は甘くはないようです。程度にもよりますが一度のミスで、社会的に抹殺されそうな勢いでさらされます。またネットの情報は消えません。
最近は、小学生でもLINEで友だちとやり取りしているという話を友人から聞きました。子どもが心配で友人も一緒にLINEを始めたそうです。
親が知らないSNSを子どもだけに使わせてしまうと…
- 子どもが何をやっているか把握できない!
- 使い方を聞かれて答えられない!
- 何をやってはいけないかを伝えられない、怖さを教えられない!
子どもがひとり立ちできるまでは、時代に取り残されないように流れにしがみつきたいです。頼れる親でいたいです。
そのためには親子でSNSに参加して、日常の会話の中で少しずつ使い方を学ばせるのがベストだと思っています。
諭吉のよもやま話
子どもの事件が増えています。友だち同士の会話なんて、今も昔も変わっていないはずです。しかし、SNSの登場で人と出会うチャンスが格段に増えました。
昔は学校内だけが友人との付き合う範囲でしたが、SNSによって日本全国に広がり年齢も関係なくなりました。
成長するチャンスも増えましたが、その反面、危険にさらされる機会も増えました。
やはり大人たちのサポートが必要なのです。家庭だけでなく社会全体での取り組みが必要です。
たとえば、学校の授業で、ネットやSNSをテーマとして、クラスメイト同士が問題点を話し合って考える時間を与えることも、有効な方法なのかなと考えています。
基本は、もちろん家庭です!