「今日のピアノの出来は何点くらいだった?」
「教えてあげたら公園連れてってくれる?」
ヤマハ音楽教室の帰りの娘との会話です。
この会話が妙に気に障ってしまい、険悪なムードになって最終的には喧嘩に発展しました。おいおいおい、5歳の娘と何やってんだよって話ですが事実です…
冷静になってみると、この喧嘩の原因は僕にありました。
お手伝いの頼み方に問題があった
わが家には家事の役割分担があります。詳細は別記事で紹介しますが、僕のメイン作業は洗濯です。
洗濯物をたたむ作業を、娘にときどき手伝ってもらってうことがあります。
でも、娘は僕と一緒に遊びたいと言ってなかなか手伝ってくれません。
そこで無意識に「洗濯物をたたむの手伝ってくれたらいいよ」って、ついつい言っちゃてました。
他にも、なかなか寝る準備に取り掛からない娘に「早く歯磨きして寝る準備できたら絵本を読んであげるよ」とか…。
僕のそういった言動を娘なり純粋に受け止めた結果が、冒頭の「教えてあげたら公園連れてってくれる?」だと気付きました。
「条件付きでお願いする」「条件付きで相手に従わせる」という方法を自然と身につけてしまったようです。
生きていく上では必要なスキルではあるのですが、
- 保育園のときから、そんな言動をさせてしまっていいのか?
- この育て方で問題ないのか?
そういった複雑な気持ちから自分自身対して怒りを覚えてしまい、ヤマハの帰り道、娘に八つ当たりする形で喧嘩になってしまいました。結局、原因は僕自身にあったのです。
反省です。
ママのお願いの仕方と比較してみた
この記事を書いていて気が付いたのが、ママのお手伝いに対しては娘は楽しそうにやっていることです。
ママの頼み方を思い返してみると…
- 「お皿並べてくれるの手伝ってくれたらママ助かる」
- 「餃子の皮、どっちが上手に包めるかやってみようか」
- 「寝る準備早くやってくれたから、いつもより絵本多く読めそうだね」
僕と違って娘が率先して動くように上手にコントロールしているんですよ。手伝っている最中は、ちょいちょいこまめに褒めてます。
ママの場合、お手伝いの行為に対して感謝の気持ちがいっぱいなんですよね。お手伝いの最中も、終わった後も娘の顔が誇らしげな気がします。
同じお手伝いのお願いでも、僕とは雲泥の差です。
お手伝いの途中でやめても褒めるのが大切
もう一つ気付いたことがあります。
お手伝いしてくれるようになったとはいえ、娘はまだ5歳です。お手伝いを途中でやめてテレビを見始めたり、絵本を読み出したりすることも多いです。
そんなとき、僕は「途中で止めんなよぉ、最後まで手伝ってよぉ、ぶぅぶぅーっ」って感じで、途中までとはいえせっかく手伝ってくれた娘にブーイングする、くそ親父です…
ママの場合は、「ここまでやってくれたら嬉しいなぁ」「そっかぁ、また今度手伝ってね、ありがとう」なんて、ここでも感謝の気持ちを忘れず、気が長いです。
こうして並べて見ると、僕自身もパパとのお手伝いはあまりしたくなくなります。本当に駄目なパパだと凹んでます。
お手伝いするのが当たり前といった、いかに偉そうな態度が僕の心の奥にあったのだと思います。それが今回の問題に元凶ですね。
「感謝の気持ち」って、当たり前ですが大切ですね。
子どもに対する態度だけでなく、会社での態度も心配になってきました…。
おわりに
子育てを通じて自分の嫌な面が浮かび上がってきた気がします。
今回の出来事を良い機会だと思って、日頃の言動や行動を見直したいです。
「子は親の鏡」とは良く言ったものです。
ちなみに冒頭の喧嘩の顛末は「娘と一緒に公園で遊んできました」。
おしまい。