住宅ローン控除があるからと、ふるさと納税に意味はないと思い込んで損をしている人がいます。それは去年(2014年)の私です。今思えば浅はかでした。
住宅ローン控除の結果、所得税が0円になったとしても諦めるのは早いです。住民税をチェックしましょう!
ふるさと納税とは
ふるさと納税の魅力は、実質2,000円の負担で地域の特産品を手に入れられることです。
詳しくは『「ふるさと納税」で得する仕組みを分かりやすく解説します』をお読みください。
どんな返礼品が手に入るかは下記のサイトにランキング形式で紹介されていますのでご覧ください。
住宅ローン控除で所得税0円でもメリットあり
住宅ローン控除のおかげで所得税が0円、この状態でふるさと納税なんてしても意味ないと思って、昨年は「ふるさと納税」しませんでした。日頃、会社に納税を任せているサラリーマンの悲劇です…
ここで諦めないでください!
住宅ローンを組まれた方ならご存知の通り、住宅ローン控除で所得税が0円になると、翌年の住民税から減税されます。減税となる金額は住宅購入時の消費税率で変わります。5%のときなら最大9.75万円、8%のときなら最大13.65万円です。
ふるさと納税の仕組みは住宅ローン控除と同じです。基本は「所得税の還付」と「翌年の住民税の減税」です。そのため住宅ローン控除によって所得税が0円になったとしても、「住民税が残っている」状態であればメリットがあるのです。
「住民税が残っている」というのは具体的には、住民税が住宅ローン控除の最大減税額(9.75万円 OR 13.65万円)以上であるということです。
住宅ローン控除によって所得税が0円でも住民税が残っていれば、ふるさと納税するメリットはあるのです!
逆に住民税も0円ならば、ふるさと納税すると損します。くれぐれも注意してください。
ふるさと納税も制度を理解したものが得をする
マイホームを建てた年は住宅ローン控除のために税務署に何度も相談して確定申告を終えました。税金を真面目に考えたのは、そのときが初めてでした。
太陽光発電では「利息が経費として認められる」、「消費税の還付がある」など知ってると得することがあります。
ふるさと納税も同じなんですよね。制度をしっかり理解して、現在の状況に合わせてどれだけ漏れなく使えるかが損得を分けるポイントになります。
仲の良い先輩が「会社で損したくないなら就業規則を隅まで理解しろ」と酔っ払いながら話していたのを思い出しました。