電子書籍ストアのhontoが「読割50」というサービスを始めました。紙書籍を購入すると、電子書籍を半額で購入できるというサービスです。
hontoカードで電子書籍と紙書籍にとどまらず、ネットとリアル書店まで連携させる面白いサービスを展開しています。
読割50で電子書籍をお得にゲット
「読割50」は、リアル書店(紙書籍)とhonto(電子書籍)をうまく連携したサービスです。
hontoには、提携のリアル書店が約150店舗も存在します。提携書店には丸善、ジュンク堂、文教堂があります。これらの提携書店で紙書籍を購入するときに、hontoカードを提示すると、同タイトルの電子書籍を半額で購入できる権利が与えられます。
家では紙書籍、外出時は電子書籍でといった使い方が手頃な価格で可能になります。ちょっとした空き時間に読める電子書籍は時間の有効活用にもなります。
hontoはDNPグループ(大日本印刷株式会社)が運営しています。会社名から分かる通り印刷会社です。そのため他にも紙書籍と電子書籍の連携サービスを展開しています。
中古本の買い取りでhontoポイント
その一つが中古本の買い取りサービスです。中古本で有名なブックオフと業務委託して実現しています。現時点ではブックオフオンラインのみでの買い取りです。
買い取り代金は、現金もしくはhontoポイントで支払われます。現金の場合は現金+買い取り価格の1%分のhontoポイントが付与されます。hontoポイントの場合は、買い取り価格に10%上乗せしたhontoポイントが付与されます。
hontoカードを持っていれば、間違いなく10%の上乗せを選びます。貯まったポイントは、hontoはもちろんのこと提携書店でも使えます。電子書籍、紙書籍のどちらでも購入が可能です。
この仕組みにハマってしまうと、抜け出せなくなりそうですね。恐ろしい囲い込みサービスです。
所持している本が一目瞭然の「マイ棚」
囲い込みといえば、「マイ本棚」という機能が凄いです。honto(電子書籍、紙書籍)だけではな、提携書店で購入した本も「マイ本棚」で一元管理できます。割り切って囲い込まれてしまえば、お勧め本の精度向上に繋がります。
諭吉のよもやま話
hontoには「ハイブリッド型総合書店」という呼び方もあります。電子書籍と紙書籍だけにとどまらず、ネットとリアル書店の連携は、まさしくハイブリッド型です。
ちょっと残念なのは、紙書籍→電子書籍へのアプローチだったことです。
昨年から電子書籍がメインの読書スタイルに変わりました。読んでみて「手元に置いておきたい」と思えば、同じ本を紙書籍で購入して本棚に置いています。
電子書籍→紙書籍へのアプローチであれば、Kindleからhontoへの乗り換えを検討していたと思います。しかし、印刷会社が運営している以上は無茶な話かもしれませんね。