年少さんになってから、保育園に白ご飯を持参しています。給食ではおかずだけが配膳されます。未満児さんのときは、白ご飯も準備してくれたのに何故なのだろう?と疑問に感じて、ちょっと調べてみました。
国からの補助金に主食(白ご飯)は含まれない
理由は単純でした。主食費は国からの補助されないためです。
厚生労働省のホームページに「児童福祉法による保育所運営費国庫負担金について」という資料があります。その中に以下の記述がありました。
(1)事業費
ア 一般生活費
入所児童の給食に要する材料費(3歳未満児については主食及び副食給食費、3歳以上児 については副食給食費とする。)及び保育に直接必要な保育材料費、炊具食器具、光熱水費 等(3歳未満児については月額9,804円、3歳以上児については月額6,637円とする。)
簡単に言うと、未満児の給食には白ご飯とおかずが補助対象だけど、3歳以上児には、おかずだけを補助するとのことです。
つまり、3歳以上児の主食をどうするかは、自治体の裁量に委ねられています。
僕の住む自治体では、白ご飯の持参で対応していることになります。子どもに前日の残り飯を持たせるわけにいかないので、毎朝ご飯を炊いているのですが、面倒なときがあります。
保育料とは別に主食費を集金して、未満児のときと同じように、給食にはおかずと一緒に白ご飯を出してくれる自治体もあるそうです。
集金する金額は、600円だったり、1000円だったり自治体によってバラバラです。この金額差は、自治体の財力によるところが多きいのでしょうね。一昔前は全額負担してくれていた自治体もあったそうです。
白ご飯の持参による事件!?
いつものように白ご飯を準備していた、ある朝の話です。
娘が白ご飯と一緒に、ふじっ子のごま昆布を入れて欲しいと妻にお願いしていました。
「そんなの持ってていいの?」と娘に聞いたところ、「〇〇ちゃんと、〇〇君が梅干し持ってきてたよ。だから大丈夫」と、予想どおりの返答です、はい。
他の子が持ってきているとはいえ気になったので、入園のときにもらった保育園のルールブック(しおり)には、白ご飯としか書いていません。梅干しやふりかけを入れては駄目と言った注意書きはありませんでした。
けれども、梅干しや昆布といったオプションを許してしまうと、だんだんとエスカレートして行き着く先はフルーツです。収拾が付かなくなるのが容易に推測できてしまいます。
「先生に連絡帳で聞いてみるね。先生が良いよって言ったら明日から入れてあげる」となだめようとしたところ、「みんな持ってきてるもん!先生に自分で聞くもん!」、娘は興奮状態で引く気が全くありません。
それどころか自分で昆布をお弁当箱に詰め始めました…。我が子ながら、あきれるほどのじゃじゃ馬ぶりです。
今回のようなやり取りは、どこの家庭でも発生している事件だと思います。白ご飯持参による事件です…
ごま昆布を強行して持っていった結果…
運の悪いことに、ごま昆布を持っていた日は、月に一度の誕生日会でした。
誕生日会の給食は決まっています。子どもが大好きな、あ・れ・なのです。
そう、カレーライスです!!
その日の連絡帳の先生からの返信には、「カレーなのに昆布持ってきたーっ!!」と絶叫していた(笑っていた)娘の報告ありました。
追伸
「先生に自分で聞くもん!」の言葉は、売り言葉に買い言葉ではありませんでした。
保育園で先生に会うなり「昆布持ってきた。良い?」と聞いてきたそうです。
もちろん駄目でした。けど、梅干しやふりかけを持ってくる子はいるのも事実でした。注意はしているけど、徹底されていないようです。
ちなみに、うちの娘は「昆布にカレーのコンボ」が効いたのか、その日以来、白ご飯のオプションについては何も言わなくなりました。
めでたしめでたし。