先日、バザー初体験しました。保育園のPTA役員さんが主催のバザーです。販売されている商品にも驚かされたのですが、一番驚いたのは「招かれざる客」の存在です。
バザーの商品が凄い
バザーに参加する前の印象は、売っている商品は不要品や中古品ばかりで微妙。素人の手作り品なんて誰が買うんだろう。とネガティブなものでした。
実際に会場に足を運んでみると、印象が一変しました。
未使用の食器やタオルのブランド品、開封されていない子ども用DVD、新品同様の絵本などが、大量に並べられていて驚きました。子ども用のエプロン、通園バックなどの手作り品を手にとってみたのですが、裁縫のレベルが高く素人と思えない完成度でした。
商品はもちろん、バザー会場のレイアウトにも本気を感じられました。
PTA役員さん達が張り切るのには理由がありました。
バザーで上がる収益で、クリスマスや卒園式に記念品が購入するそうです。そのため、PTA役員さん達には失敗が許されないからです。
招かれざる客がやって来た!
バザーに来場するお客さんは、保育園児の保護者だけではありません。園長先生の話では、近所の方々も毎年楽しみに足を運んでくるそうです。
来場客の多さにふだんでは考えられないような保育園の混み具合でした。しかし、来客者数の多さには手放しでは喜べないのです。
来場客のなかには、招かれざる客もいるからです。
招かれざる客とは「せどり」です。
保育園ではバザー荒らしと呼んでいるみたいです。
今回のバザーにも「せどり」と思われる夫婦が二組紛れ込んでいました。
バザーでの「せどり」達の行動
バザー開始されると会場に猛ダッシュで走り込み、明らかに値付けが安いブランド品を片っ端からごみ袋のようなものに放り込んでいきました。
一旦、お会計を済ませて帰ったかと思ったら、すぐに引き返してきて、商品の値札とスマホを交互にみて、掘り出し物を物色している様子でした。最初のガツガツした行動から信じられないほど、ゆっくりと物色してました。
この行動にはわけがあったのです。
バザーは残り1時間で半額タイムに突入します。その時間まで商品をキープしていたのです。
半額タイムと同時にお会計をすませて、バザー会場から去りました。
保育園児も気になる「せどり」の行動
園長先生の話では「バザー荒らし」は、毎年現れるそうです。注意しようにも特にルールを破っている訳ではないので、困惑するしかない状況のようです。
たまたま「せどり」の住む地域なのかと思っていたのですが、ネットで「バザー せどり」などの言葉で検索すると、バザーでお小遣いを稼いでいる方のブログがいくつもありました。
バザーは「せどり達」にとって格好の狩り場のようです。
「せどり」の光景を目の当たりにして、驚いた顔をしている保育園児がいました。
なかには、「何しているの?」と親に聞く子どももいました。親は説明に困っていました。
バザーでの「せどり」対策は?
「せどり」は商品の値段が安すぎるから成立します。
そうなると対策は、値付けの精度を上げるしかないです。ヤフオクや楽天などで、事前に価格を調査して、適正価格にするのが一番の対策になります。
しかし、破格の商品があるからこそ、バザーは盛り上がります。
なので、人気が予想される商品は、抽選などで安い価格で販売するのもありかと。その代わり、当選したときは、舞台上で一言コメントしてもらうなどして、「せどり」の嫌がる空間を作るのも有りかなと。
「せどり」の観察もバザーの楽しみ?
「せどり」という行為を目の当たりにして、最初は「こいつら何やってんだ!」と憤りを感じました。でも、観察していると行動が面白いんです。半額タイム狙いには参りました。
来年のバザーでは、「せどり」の技をもっと観察したと思います。
「せどり」の観察もバザーの楽しみのひとつになりそうです。