わが家には4歳の年少の娘がいます。当たり前のように保育園に通っています。保育園に入ることが難しいなんて、みじんも考えたことがありませんでした。
僕が生まれ育った故郷、今生活している地域は、待機児童とは無縁の地です。なんちゃって待機児童ゼロでもありません。定員が足らないくらいかも…
そんな僕ですが、待機児童の問題を考えてみました。
待機児童の問題を取り上げた理由
本題に入る前にちょっとだけ時間をください。
ここ最近、Twitter上で「待機児童ゼロチャレンジ」という言葉を見かけたことありませんか?この運動は、双子のパパのゆういちさんから始まったチャレンジです。
僕はこのチャレンジで、少しでも多くの人に、待機児童の問題は本当にシビアな問題なんだってことを知ってもらいたいんです。
完璧な解決策を求める、間違いを完膚なきまでに正す、そこまで僕は考えていません。
この問題を色々な世代の人が考えることによって、何か新しいアイデアや考え方が出て来たら素敵だなって思います。
ゆういちさんのおかげで、初めて待機児童の問題に触れて考えることができました。子育て世代としては、待機児童とは無縁の地域であったとしても知っておいてもらいたい問題だと思います。
多くの人が問題を知ることが解決への一歩になると思っています。
参加条件は以下です。
ブログなどの記事を発信する媒体を持っていれば誰でも参加できます
1. 「待機児童」について思うこと、経験談、対策、喜怒哀楽、その他諸々を記事にする(ご自身のブログ等で)
2. 記事のタイトルに「#taikijidou0challenge」を入れて、このチャレンジだとわかるようにする
3. Twitterでハッシュタグをつけてシェアする
4. 自分が「待機児童」について考えを発表して欲しい人を2名指名する
※どうしても次に回す人がいない場合は、そこで止まっても大丈夫ですよ^^;
※でもできれば回してくれると嬉しいです
僕にバトンをくれた方は…
お一人目は僕の尊敬するブロガーである、おさいふプラスのジンさんです。
待機児童を考える機会を与えてくれて、ありがとうございました。
ジンさんは、待機児童という難しいテーマなのですが、いつものように分かりやすく多角的視点で説明されています。ぜひ読んでみてください。
お二人目は、子育て中のママさんである、こどもぐらしのルコさんです。日頃から子育てからブログの話など、幅広く相談させてもらってます。とても暖かい雰囲気の方です。
今回は、待機児童についてはユニークな解決策を提案されています。とても楽しい生活になりそうな考えです。
待機児童とは何だろう?
では本題に入ります。
待機児童という言葉は、ニュースや新聞などで目にしてはいたのですが、「保育園に入れず困っている児童なのかな?」くらいの知識しかありませんでした。
この機会にネットでいろいろ調べた結果、朝日デジタルの待機児童の記事が、入門用として一番分かりやすかったです。データが盛りだくさんで、住んでいる地域に絞ってグラフを表示できたりして、取り掛かりやすかったです。
待機児童の問題を知れば知るほど、なかなか根深い問題だと思うようになりました。
- 国が待機児童の定義を変えた(何のために?)
- 自治体によって待機児童の定義が違う(まじかよ)
- 子どもが減ってるのに保育園が足りない(世の中の流れ…)
- 都市部は特に深刻(子どもの声が騒音?建設地がない?)
待機児童の数字だけを追いかけてませんか?
- 職場復帰したいのに保育園が見つからない。やむなく育休を延長
- 育休も無期限ではない。保育園が見つからない。やむなく退職
上記のケースは、待機児童に該当する?しない?どっちだと思いますか?
僕はがっつり該当するとおもったのですが、信じられないことに自治体によっては、待機児童としてカウントされません。
「家にいるんだから保育できるでしょ」という判断なのだと思います。
そのように解釈する自治体は、本気で待機児童ゼロを目指しているのか疑問を感じます。「数字だけ追いかけてんじゃねぇよ!」と叫びたくなっちゃいます(下品ですみません)。
待機児童の定義を実態にあったものに見直して、統一するべきだと考えます。
朝日デジタルにあった待機児童のカウントグラフを見る限りでは、川崎市や横浜市は本当にひどい…
事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!!
兄弟別々の保育園?マジですか…
待機児童の問題は、無事に保育園に入園できたとしても、信じられない状況が発生します。それは「兄弟が別々の保育園に通うこと」です。もはや珍しい話ではないそうです。
待機児童とは無縁の僕からすると、家族で焼き肉屋さんに食事に行ったのに、みんな別々の網で焼いて食べているようなもんです。衝撃的でした。
そもそも保育園の送迎は、送り迎えするだけじゃないです。
子どもは毎日のように服を泥だらけにします。翌日にはお着替えの補充が必要です。トイレの手あらいタオルの入れ替え、週末になるとお布団の持ち帰りなど、時間のない朝にとって、なかなか大変な作業です。
この作業を2カ所の保育園でおこなうのは至難の業です。保育園の開園時間も決まっているので、時間的にかなり厳しいはずです。
別々の保育園に通えるだけでもマシ?
@yukichi753
僕らも双子別々の保育園にはしたくなくて、でも「贅沢言うな」とか言う人もいるし、難しい問題ですw
— 双子のパパYuichi@はてな再開 (@fp_yuichi_fp) 2016, 1月 25
「兄弟別々でも保育園に入園できるだけマシでしょ?」という声があるそうです。本当に怖いことだと感じました。希望する保育園に入園できるのであれば、わざわざ兄弟別々の保育園に入れたいと願う親はいないはずです。
待機児童の問題は、「兄弟別々が当たり前」だと思ってしまう程に深刻な状況に陥っています。
一方、地方の保育園では定員割れも…?
僕の住む地域は、待機児童とは無縁の一地方です。保育園に入園を希望すれば、いつでも保育園は受け入れてくれます。定員に達していないようで、1クラスしかない学年もあります。
そのため正規職員の保育士さんは少ないです。臨時職員で調整しているようです(正規職員は狭き門なのかもしれません)。
大きな声では言えませんが、園児が少ない状況なので、入園条件に満たしているかどうか、グレーゾーンのであっても、地域の民生委員さんにお願いすれば何とかなる状況です。
都市部と地方の温度差
都市部では保育園に預けられず職を失うこともあります。一方で地方では家庭の事情に合わせて、いつでも入園可能です。それどころか入園条件がグレーゾーンの方もいるくらいです。
同じ子育て世帯であるのに、住む場所が違うだけで、こんなにも温度差があります。
何を優先するのかは、自分で選ぶことができる
待機児童の問題は知るほど、いろいろな問題が複合した問題であると感じています。国や自治体だけで解決できるような問題ではないですし、即効性のある解決策もなさそうです。
待機児童が都市部に集中…
待機児童が都市部に多いのは、人口集中が一番の理由です。
住むための土地が少ないから、マンションが建ちます。そのマンションを購入するのは子育て世帯が多く占めます。子育て世帯が多いので、周辺の保育園はあっという間に定員オーバーになり待機児童が増えます。
地方は少子高齢化が進む
僕の住む地域では少子高齢化が激しいです。ご近所さんも高齢者の方が多いです。数年後、娘が小学生になったとき一緒に登校してくれる、お姉ちゃんお兄さんは数える程しかいません。何とも寂しい状況です。
地方に引っ越すってのは、どうなのでしょうか?
突拍子もないこといいますが、地方に引っ越しってどうですか?
「そんなの無理だよ!」という声が聞こえてきてます(^_^;)
短絡的かもしれませんが、都市部から地方に少しずつでも人口が移動していかないと解決が難しいのかなと…
引っ越しできる人は地方に移住するのもありなのではないか?と思うのです。子育て世帯だけでなく、これから結婚する世代も含めてです。
どんどん地方への移住者が増えれば、地方も少なからず活性化されるはずです。
地方なんて不便で嫌だよ!
仕事を辞めて地方になんかいけないよ!
でも、少なくとも待機児童の問題に悩まされることはありません。
余談になりますが、都会から地方への移住推進なんて、高知県だったか、どこかで聞いたような話ですね(^_^;)
はらぺこかぞくのはらぺこままさんからも、移住ができるのであれば即効性があるのではないかという感想を頂きました。
補足させていただきたいのですが、はらぺこままさんは「今の仕事をやめずに移住は〜」のくだりですが、僕の意見は「仕事をやめて移住」です。今の生活を捨てて移住するという意味です。実現できる、しようとする人はもっと少ないかもしれませんね(^_^;)
でも、移住先ですが、夫、妻のどちらかの実家の側と考えるとどうでしょうか?
ぐっと現実味がでてくるのではないでしょうか。
「何を優先するのか」は、自分で選択できる
地方は都市部に比べれば、お給料は安いですし、お店も少なく不便です。夜は暗いですし、子どもの習い事も多くありません。
けど、通勤時間は短いので、家族と過ごす時間をしっかりと確保できます。また自然豊かな環境で、のびのびと子育てができます。(僕自身が田舎育ちなので、同じよう環境で子育てしたいという願望があっただけで優劣の問題ではないです)
そんな今の生活に、僕は満足しています。今のような生活を送るために、僕は結婚を機に転職して地方に引っ越した過去があります。
極論なのかも知れませんが、「何を第一優先するか」は自分で選択できます。
欲を言えば、企業が在宅勤務の流れを加速させてほしいです。そうすれば、移住する際の痛みは緩和されると考えてます。
■
三十路男さんに近い考え方なのかもしれません。
妙にしっくりきたんです…
将来の子育て世帯のために…
「自分で選択できる」といったものの可能であれば、誰もが痛みは伴いたくないものです。そんな痛みを知っている今の子育て世代だからこそできることがあると思います。
今回の「待機児童ゼロチャレンジ」も、その一つです。
将来の子育て世帯のためにも、僕たちが少しずつでも世の中を変えていければ、将来、真の意味での待機児童ゼロが達成できる日を迎えることができるのだと思っています。
さいごに
極論のようなことを好き勝手に話してしまいました。思慮浅い部分も多々あって、お気を悪くされた方もいるかもしれません。けど、僕なりに待機児童問題に対して考えていることです。これからも少しずつ情報をインプットしてい改良していけたらと思っています。
今回、待機児童について考える機会を与えてくださった、双子のパパのゆういちさん、おさいふプラスのジンさん、こどもぐらしのルコさんには、あらためてお礼を申し上げます。
ありがとうございました。
僕からバトンを渡す方は…
ふだんから仲良くさせていただいている、お母さんブロガーさんの方々です。
お一人目は、家計管理、整理整頓の達人ブロガーである、ゆみちんさんです。いつも自然体で、とても素敵な方です。ゆみちんさんの記事は単なるノウハウ記事ではなく、とても心のこもった内容になっていて、やる気にさせてくれます。
お二人目は、暮らしの達人であるNONさんです。Twitterで子育てについて奥の深い話を聞かせてもらって、いつも勉強させていただいてます。ブログでは、どんなときも和やかな気持ちにさせてくれる記事がいっぱいです。
どんどんと記事が集まって、待機児童の問題が少しでも良い方向に変わっていくことを願っています。
おしまい。