娘が眠りにつく時間は22時です。21時45分にお布団に入って、15分ほど会話していると眠りにつきます。寝かしつけが楽で助かるのですが、「寝る時間が遅すぎるかな…」と気になっていました。
そんなときにタイムリーなニュースがありました。環境省が実施した健康調査の結果によると、就寝時刻が22時以降の子どもの割合は3歳児で29%もいるそうです。
この記事では、共働き家族の子どもの就寝時刻が22時になるようになった理由、思い切った寝かしつけの方針について紹介します。
子どもに必要な睡眠時間は?
娘は4歳です。4歳児の理想の睡眠時間はスクスクのっぽくんというサイトの調査によると、10時間から13時間とされているそうです。
年齢 | 理想の睡眠時間 |
---|---|
1〜3歳 | 12〜14時間 |
4〜6歳 | 10〜13時間 |
7〜12歳 | 10〜11時間 |
13〜18歳 | 8〜9時間 |
睡眠時間が13時間を真っ正面から受け止めると、夕方の18時から翌朝7時まで寝させなければなりません。4歳時の理想の睡眠時間の最小値の10時間だとしても夜の21時までに寝かしつける必要があります。
わが家の場合、会社を定時ダッシュしてお迎えにいっても、帰宅は最速で18時半です。そこから夕ご飯作って食べて、速攻でお風呂にはいれば、21時にはベッドに入れますが、絶対に娘は寝付きません。
なぜなら眠りにつくための心の準備ができていないからです。「心の準備」というのは親子のコミュニケーションの時間です。
小さいなりにも保育園であった出来事をパパやママに伝えたいことが山ほどあります。絵本だって読んで欲しい。何気ない時間でありますが、子どもにとっては大切な時間だと思います。
親子のコミュニケーションの時間はどれだけ確保しても足りるものではありません。お互いの成長のために貴重な時間です。やっぱり親子の時間をもっと大切にしておけば良かったなんて後悔したくないですよね。
就寝時刻を思い切って22時にした理由-わが家は「わが家」。
以前は「娘にはできる限りの睡眠時間を確保してあげたい」と、ただそれだけを考えて毎日、可能な限り最速でベッドに入っていました。
- 「眠れない…」
- 「まだ眠くない」
- 「トイレに行きたい」
- 「水飲みたい」
- 「絵本!」
そうこうしているうちに1時間なんかあっという間です。時計を見れば22時。
なかなか寝付かない娘にイライラしてしまう親…、そんな状況で気持ちよく眠れるわけないですよね。
そういう状況が連日連夜続いたある日、「それなら最初から22時を目指せば良いじゃないか…」と考えるようになったのです。ダメなら戻せばいいやという気持ちで、思い切って生活スタイルを変えてみたところ大成功でした。
寝る時間を遅らせてできた1時間は、夕食後に絵本を読んだり、おもちゃで遊んだりして、子どもとの時間に割り当てました。
十分に遊び終わった後にお風呂にいって21時45分頃にベッドに入ります。それまでの状態が、まるでうそだったかのように、すぐに眠りにつくようになりました。
正直、寝る時刻は遅いです。
けど、就寝時刻が22時というスタイルが、僕たち家族には適しているのです。
他人の方法が必ずベストではありません。家族も十人十色。わが家は「わが家」なのです。
わが家の寝かしつけの方針
賛否あると思いますが、無理に寝かせようとして親子でイライラ過ごす時間を、子どもと遊ぶ時間に割り当てて、心の満足感を優先させる。これがわが家の方針です。
お布団に入るまでに「心の満足度を満たす」ことができれば、寝かしつけに苦労しなくなるという話は、下記で詳しく取り上げていますので、合わせてお読みください。
「保育園のお昼寝」が睡眠不足を解決
「わが家の寝かしつけ方針!」なんて偉そうなこと言いましたが、それでもやはり睡眠時間は足りているのか?というのは気になってました。
夜の睡眠時間は、就寝22時で起床が翌朝6時半なので8時間半です。
理想の睡眠時間に1時間半足りていない状態です。
理想と言われる睡眠時間に足りていないのに、「眠そうにしてないな?」「毎日、元気そう」と思っていたら、またまたタイムリーにNHKニュースで「子どもの睡眠不足」について取り上げられていました。そのニュースでは
また、昼寝を含む1日の睡眠時間が10時間に満たない睡眠不足の子どもの割合は1歳児で3%、1歳6か月で5%、3歳児で7%となっていました。
「昼寝」という言葉に救われました。
娘は保育園に通っています。保育園は幼稚園と違って、2時間のお昼寝時間があります。ふだんの睡眠時間の8時間半に2時間を加えると、10時間半で、理想の睡眠時間に何とか当てはまるのです。
以前は、保育園は、なぜお昼寝があるんだろう。幼稚園と方針違いすぎないか?と疑問に思っていたのですが、共働きの生活スタイルを考慮している部分があるのかなと思うようになりました。これはあくまでも僕の推測なので確証はないですが。
幼稚園に通っているお子さんで寝るのが遅いと悩んでいるなら、帰宅後に1時間だけでもお昼寝させてあげると良いかも知れませんね。
子どもの睡眠不足は怖い
子どもの睡眠不足は、身体の成長に悪影響があるそうです。
成長ホルモンには、タンパク質の合成を促進して、骨を支える筋肉を強化する作用もあります。
この成長ホルモンの約3分の2は、睡眠中に分泌されるといわれており、特に「深い眠り」のときに、たくさん分泌されます。
睡眠時間を削ってしまうと、成長ホルモンの分泌が制限されてしまい、結果として低身長など、身体の成長が遅れる影響が懸念されるようです。
就寝時刻の設定は、トータルの睡眠時間を考慮しつつ決める必要があります。
育児日記というと身構えてしまいますが、最近では手軽に記録を残せるアプリもありますので、就寝時刻を変更するときは、子どもの状態や睡眠時間や状態をメモしておくと良いです。あとから振り返りが楽になります。
おしまい。